【導入】杭ナビで“現場の当たり前”をアップデート — 配管寸法取り・墨出しを最大約10倍高速化

こんにちは。株式会社ウェルドテックです。
このたび当社は、機械器具設置・配管工事・据付工事の現場にトータルステーション系「杭ナビ」を正式導入しました。社内での実証運用を重ね、効果を確認できたため、本格展開へと踏み切りました。


なぜ今「杭ナビ」なのか

これまで当社の現場では、長年の職人技を軸にした手計測・墨出しを中心に施工を進めてきました。
しかし、案件の大型化・短工期化・高い精度要求に応えるためには、現場力 × デジタルの掛け合わせが不可欠。そこで私たちは、測量・位置決めのプロセスに杭ナビを導入し、スピード・精度・再現性の三拍子を底上げします。


導入効果(当社実証より)

  • 圧倒的な生産性
    従来、1日で約50箇所の寸法取り・墨出しが限界だったケースでも、最大で約10倍の処理能力を見込めます(作業内容・条件により変動)。
  • 一人運用が可能
    オペレーター1名で高精度な計測・墨出しが可能に。省人化人員の柔軟配置に直結します。
  • 品質の平準化・記録の見える化
    データ駆動の計測でヒューマンエラーを低減。出来形のログ化により、追跡性再現性が向上します。

CAD連携で“効率”が変わる

CADデータをCSV出力し、杭ナビへ取り込むことで、CAD上の寸法・座標情報を機器側に直接反映できます。
これにより、以下のような“効率”が変わります。

  • 図面→現場が一直線:通り芯・基準点・据付中心などを座標で管理し、杭ナビで即呼び出し。
  • 指示のブレを抑制:図面解釈の個人差を減らし、現場での“読み替え”を最小化。
  • 突発変更にも強い:CAD側で更新→CSV再出力→即反映で、変更対応のタイムロスを縮小。

例:AutoCAD等で「通り芯・機器芯・取付中心・アンカー位置」などをポイント化 → CSV出力 → 杭ナビに読み込み → 現場でポイント誘導・墨出し。


適用シーン(ウェルドテックの現場想定)

  • 大型配管ラックの柱・ベースプレート芯出し
  • ポンプ・機器据付のアンカー位置決め
  • デッキ・階段・手摺の取付基準点マーキング
  • 長尺配管の支持点ピッチ管理・干渉回避の事前マーキング

安全・品質・工期に効く三位一体の改善

  • 安全性:測点誘導で作業動線がスリムに。高所・狭所でも“迷い”を減らしてリスク低減。
  • 品質:座標ベースで誰がやっても同じ結果に近づける。是正・手戻りの発生確率を低下。
  • 工期:初期の段取りが速く、手戻りも少ないため、全体工程に波及効果が出ます。

「令和流の職人集団」として

私たちウェルドテックは“令和流の職人集団”として、最新機器・ハイテクテクノロジーを現場に積極導入します。
目指すのは、職人単価の向上(=一人あたりの付加価値最大化)と作業効率の継続的な改善。杭ナビの導入はその第一歩です。今後も、計測・据付・配管施工の各プロセスでデジタルと現場力を融合させ、速く、正確で、安全な施工体制を磨き続けます。


ご相談・お問い合わせ

「省人化したい」「品質を平準化したい」「短工期で確実に仕上げたい」—
そんな課題があれば、ぜひ株式会社ウェルドテックへご相談ください。
現場課題に合わせ、杭ナビ×CAD連携も含めた最適な運用をご提案します。